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GIST(消化管間質腫瘍)

桜が満開になりそうで、週末はお花見によさそうですね。 

萩原健一さんがGIST(消化管間質腫瘍)でお亡くなりになりました。 

GIST(Gastrointestinal Stromal Tumor)は、胃や腸の消化管壁の粘膜下にある未熟な間葉系細胞に由来する「肉腫」の一種とされ、いわゆる「がん」とは異なります。

 消化管粘膜下にできる腫瘍はGISTだけとは限らず、良性の平滑筋腫、神経鞘腫や悪性の平滑筋肉腫などもあります。 

GISTの発症率は年間に10万人に対して1人から2人くらいとされ、まれな腫瘍です。 

発症には男女差がなく、胃に最も多く見られ、小腸、その他の消化管に見られます。 

殆どの年齢層に見られますが、中高年に好発(60歳代でピーク)します。

 GIST特有の自覚できる症状は特にありません。 

腫瘍が大きくなってからでないと症状が出ないため、発見が遅れることがしばしばみられます。 

内視鏡検査、エコー、CT/MRIで発見され、別の病気の検査でたまたま見つかることが多いです。

 当院でも内視鏡検査で発見され、手術で治療された方が数名おられます。

 GISTあるいはGISTが強く疑われる腫瘍に対しては原則的に手術治療を行います。 

組織採取が難しい小さい腫瘍、無症状の場合は経過観察の方針となることもありますが、GISTと診断された場合は、現在の日本のガイドラインでは腫瘍の大きさなどに関わらず、手術による治療が勧められています。

 GISTが見つかった時点で主病巣以外の場所にも転移を起こしているような場合は、内科的治療(化学療法)の適応となります。 

ただし、進行したGISTに対する集学的治療は未だに確立した治療はありません。 

やはり、早期発見・早期治療が望まれます。 

桜が見頃ですね。できるだけ、長く咲いていて欲しいです。 

品川内科クリニック 

0942-85-8334

 http://www.shinagawa-c.com 

苦しくない胃カメラを行っています。 

糖尿病、高血圧、高コレステロール血症、気管支喘息、アレルギー、認知症、甲状腺、不眠症、睡眠時無呼吸症候群、禁煙外来などの治療を行っています。 
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