食べる量を減らしたのに太ってしまうという人がいます。 フィルミクテス門の細菌は太った人の腸内に多く存在します。バクテロイデス門はやせた人の腸内に多く存在します。 体型は腸内細菌に原因があるという考え方があります。 少ししか食べていないのに、太ってしまうのはフィルミクテス門が腸内で増えすぎてしまったせいと考えられます。フィルミクテス門はわずかな食べ物から大量のエネルギーを作りますが、余ったエネルギーは脂肪として蓄えられます。 一方、バクテロイデス門の細菌は大量のエネルギーを作りません。 両者はどちらもおなかの中にありますが、食事の内容でどちらの菌が増えてくるかが違ってきます。 フィルミクテス門は食物繊維を取り除いた米やパン、砂糖、油脂の多い肉料理や揚げ物を食べていると増えてきます。高糖質、高脂肪、低食物せんいが大好物です。反対に、低糖質、低脂肪、高食物繊維がバクテロイデス門を増やします。 食物繊維は腸内環境をよくするえさであり、悪玉菌を増やしてしまうのは食物繊維が不足するからです。 食物繊維には水溶性と不溶性があり、腸内細菌は水溶性が特に大好きです。水溶性には、わかめ、昆布、もずくなどの海草類などがあります。
反対に、低糖質、低脂肪、高食物繊維がバクテロイデス門を増やします。
水溶性には、わかめ、昆布、もずくなどの海草類などがあります。