品川内科クリニック|内科・消化器内科・糖尿病内科・小児科

品川内科クリニック

院長ブログ「しなくり日記」

健康のこと、日常のことなどを発信しています。

GIST(消化管間質腫瘍)

2019/3/29
桜が満開になりそうで、週末はお花見によさそうですね。 

萩原健一さんがGIST(消化管間質腫瘍)でお亡くなりになりました。 

GIST(Gastrointestinal Stromal Tumor)は、胃や腸の消化管壁の粘膜下にある未熟な間葉系細胞に由来する「肉腫」の一種とされ、いわゆる「がん」とは異なります。

 消化管粘膜下にできる腫瘍はGISTだけとは限らず、良性の平滑筋腫、神経鞘腫や悪性の平滑筋肉腫などもあります。 

GISTの発症率は年間に10万人に対して1人から2人くらいとされ、まれな腫瘍です。 

発症には男女差がなく、胃に最も多く見られ、小腸、その他の消化管に見られます。 

殆どの年齢層に見られますが、中高年に好発(60歳代でピーク)します。

 GIST特有の自覚できる症状は特にありません。 

腫瘍が大きくなってからでないと症状が出ないため、発見が遅れることがしばしばみられます。 

内視鏡検査、エコー、CT/MRIで発見され、別の病気の検査でたまたま見つかることが多いです。

 当院でも内視鏡検査で発見され、手術で治療された方が数名おられます。

 GISTあるいはGISTが強く疑われる腫瘍に対しては原則的に手術治療を行います。 

組織採取が難しい小さい腫瘍、無症状の場合は経過観察の方針となることもありますが、GISTと診断された場合は、現在の日本のガイドラインでは腫瘍の大きさなどに関わらず、手術による治療が勧められています。

 GISTが見つかった時点で主病巣以外の場所にも転移を起こしているような場合は、内科的治療(化学療法)の適応となります。 

ただし、進行したGISTに対する集学的治療は未だに確立した治療はありません。 

やはり、早期発見・早期治療が望まれます。 

桜が見頃ですね。できるだけ、長く咲いていて欲しいです。 

品川内科クリニック 

0942-85-8334

 http://www.shinagawa-c.com 

苦しくない胃カメラを行っています。 

糖尿病、高血圧、高コレステロール血症、気管支喘息、アレルギー、認知症、甲状腺、不眠症、睡眠時無呼吸症候群、禁煙外来などの治療を行っています。 
category:

麻疹(はしか)の流行

2019/3/13
今年は花粉の飛散量が多いため、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみの症状がつよいようです。

症状がある方はお早めに受診されてください。

 麻しん(はしか)の2019年のこれまでの患者報告数は、2013年以降の同時期と比べて最も多くなっています。 

特に、大阪府や三重県の患者数が多くなっており、その周辺の地域にも影響が出始めています。 

今後、大阪府の麻しんの流行は、まだしばらく継続する可能性が高く、さらに周辺地域へと広がっていく可能性があります。 

全国的な流行に発展しないよう、これからも注意が必要です。 

今回の大阪で発生している麻しん患者の半数以上が、ワクチン未接種者かワクチン接種不明者です。

 麻しんの予防には、麻しん含有ワクチンの接種が最も重要であることに変わりはありません。 

麻しんは「はしか」とも呼ばれ、パラミクソウイルス科に属する麻しんウイルスの感染によって起こる急性熱性発疹性の感染症です。 

麻しんウイルスは人のみに感染するウイルスであり、感染発症した人から人へと感染していきます。 

感染力は極めて強く、麻しんに対して免疫がない人が麻しんウイルスに感染すると、90%以上が発病し、不顕性感染は殆どないことも特徴の1つです。 

症状として

 (1)カタル期:38℃前後の発熱、上気道炎症状等、経過中に頬粘膜にコプリック斑出現

 (2)発疹期:39℃以上の発熱、頭頚部より発疹が出現して全身に広がる
 

 (3)回復期
 カタル期が最も感染力が強い時期となっており、カタル期で麻しんであることに気づかずに行動することが、感染を広げる原因となります。 

合併症として肺炎、中耳炎、脳炎、心筋炎等があり、2000年に大阪で麻しんが流行した際には入院率は40%を超えました。

未だに有効な治療方法はありません。 

予防のため、麻疹の抗体価が少ない方はワクチン接種が推奨されています。 

品川内科クリニック 

0942-85-8334 

http://www.shinagawa-c.com 

苦しくない胃カメラを行っています。

 糖尿病、高血圧、高コレステロール血症、気管支喘息、アレルギー、認知症、甲状腺、不眠症、睡眠時無呼吸症候群、禁煙外来などの治療を行っています。
category:
苦しくない胃カメラ検査を行っております。TEL: 0942-85-8334
img_logo