品川内科クリニック|内科・消化器内科・糖尿病内科・小児科

品川内科クリニック

院長ブログ「しなくり日記」

健康のこと、日常のことなどを発信しています。

腸を愛すれば人生はうまくいく〜腸愛 免疫力を上げるため(8)

2020/5/28
腸内細菌が作る物質で短鎖脂肪酸のほかにエクオールがあります。

最近は薬局で販売されています。

最近の研究でエクオールに肌の健康を保つ働きがあることがわかってきました。 

ただし、エクオールを作る腸内細菌を持っている日本人は2人に1人と言われています。 

その他、エクオールの働きとして更年期障害の症状である、顔の火照りや骨密度の低下を防ぐ働きがあるという報告があります。 

エクオールが女性ホルモンと似た構造を持っているため、このような効果があると考えられます。 

エクオールがこうした様々な効果を発揮するのは女性ホルモンと似た構造を持つからです。 

女性ホルモンと似た構造を持つ物質として、大豆イソフラボンがあります。

エクオールは大豆イソフラボンの仲間です。
大豆に含まれているイソフラボンを腸内細菌が変化させることで生まれます。 
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腸を愛すれば人生はうまくいく〜腸愛 免疫力を上げるため(7)

2020/5/26
肥満を防ぐ腸内細菌 

ワシントン大学のゴードン氏の研究によると腸内フローラが肥満体質の原因となることが証明されました。

肥満させる細菌がいるのではなく、肥満を防ぐ細菌がいないということでした。 

肥満は脂肪細胞と呼ばれる細胞が内部に脂肪の粒を蓄え、肥大化することで起きます。

放っておくと血液中の栄養分を取り込み続け、肥大化していきます。 

この脂肪細胞の暴走にブレーキをかけるのが短鎖脂肪酸です。 

 私たちは食べ物を食べると胃から腸に運びます。

そして腸内細菌が分解して短鎖脂肪酸を作りだします。

短鎖脂肪酸は血液によって全身に運ばれ、脂肪細胞に到達します。

脂肪が短鎖脂肪酸を感知すると細胞は栄養分の取り込みをやめ、暴走が止まるしくみになっており、脂肪が過剰にたまるのを防ぐ働きがあります。

その他、交感神経も短鎖脂肪酸を感知し、全身の代謝が活性化します。 

つまり、短鎖脂肪酸は脂肪の蓄積を抑え、消費を増やすという両面から肥満を防ぐ働きがあります。 

肥満の人は短鎖脂肪酸を作り出す腸内細菌が少なくなっており、食事をしても短鎖脂肪酸による働きが低下するため、脂肪細胞が肥大化して肥満になっていきます。 

肥満フローラをやせフローラにするには、適切な食事をとることです。 

バクテロイデスなどの短鎖脂肪酸を作る細菌は食物繊維をえさとして生きています。

つまり、野菜を多く食べることでやせフローラを増やすことになり、ダイエットができることになります。

 肥満フローラをやせフローラになる期間ははっきりしませんが、数週間といわれています。 
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腸を愛すれば人生はうまくいく〜腸愛 免疫力を上げるため(6)

2020/5/20
食べる量を減らしたのに太ってしまうという人がいます。 

フィルミクテス門の細菌は太った人の腸内に多く存在します。

バクテロイデス門はやせた人の腸内に多く存在します。 

体型は腸内細菌に原因があるという考え方があります。 

少ししか食べていないのに、太ってしまうのはフィルミクテス門が腸内で増えすぎてしまったせいと考えられます。

フィルミクテス門はわずかな食べ物から大量のエネルギーを作りますが、余ったエネルギーは脂肪として蓄えられます。 

一方、バクテロイデス門の細菌は大量のエネルギーを作りません。 

 両者はどちらもおなかの中にありますが、食事の内容でどちらの菌が増えてくるかが違ってきます。 

フィルミクテス門は食物繊維を取り除いた米やパン、砂糖、油脂の多い肉料理や揚げ物を食べていると増えてきます。

高糖質、高脂肪、低食物せんいが大好物です。
反対に、低糖質、低脂肪、高食物繊維がバクテロイデス門を増やします。 

 食物繊維は腸内環境をよくするえさであり、悪玉菌を増やしてしまうのは食物繊維が不足するからです。 

食物繊維には水溶性と不溶性があり、腸内細菌は水溶性が特に大好きです。
水溶性には、わかめ、昆布、もずくなどの海草類などがあります。 
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腸を愛すれば人生はうまくいく〜腸愛 免疫力を上げるため(5)

2020/5/19
ではどのようにして日和見菌を増やして働いてもらうことができるようになるのでしょう? 

腸内の日和見菌の大半が土壌菌です。

土壌菌とは、土の中に生息する微生物です。

大豆の発酵食品は土壌菌がつくっていて、その代表が納豆です。

大豆を発酵させる納豆菌も土壌菌の仲間です。 

ですから納豆菌は日和見菌を増やして、腸内フローラの活動力を高める働きがあります。 

 「フィルミクテス門」「バクテロイデス門」の細菌が日和見菌ですが、バクテロイデス門の細菌は「短鎖脂肪酸」を作り出します。

この細菌群は、野菜や果実に含まれる食物繊維やオリゴ糖を発酵し、短鎖脂肪酸を生成していることがわかってきました。

バクテロイデス門の腸内細菌は食物繊維やオリゴ糖をえさとして短鎖脂肪酸を生成しています。

短鎖脂肪酸の大半が大腸が活動するエネルギー源となります。 

 その他、短鎖脂肪酸は大腸で有害な菌が増殖するのを抑えたり、大腸の粘膜を刺激して蠕動運動をうながす働きがあります。 

 蠕動運動とは腸管が収縮する動きのことで、蠕動運動がしっかり行われる腸では、腸内細菌がえさを得やすいので腸内フローラの働きがよくなり、免疫機能も活性化します。 
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腸を愛すれば人生はうまくいく〜腸愛 免疫力を上げるため(4)

2020/5/19
免疫機構も腸内細菌との共同作業ではじめて成り立ちます。 

病原体の多くは腸から体内に運びこまれ、感染症を防ぐ、最大の防御が腸です。

腸内細菌は腸にある免疫細胞を活性化します。

免疫力を高めるのに腸内細菌を増やすことが重要です。

 腸内フローラの状態が悪化するとさまざまな病気が起こってしまいます。 

それらの病気は風邪や食中毒だけではなく、癌や動脈硬化症、認知症、アレルギー疾患、潰瘍性大腸炎、うつ病などがあります。 

 腸内細菌は主に4種類の細菌が存在し、腸内細菌の90%を閉めています。 

「フィルミクテス菌」「バクテロイデス菌」「アクチノバクテリア菌」「プロテオバクテリア菌」が90%を占めています。

「フィルミクテス門」「バクテロイデス門」の細菌が日和見菌、「プロテオバクテリア門」の細菌が悪玉菌です。

善玉菌は「アクチノバクテリア門」で10%にも満たしません。 

日和見菌は腸内細菌が善玉菌優位のときが善玉菌に加担し、悪玉菌が優位になると悪玉菌に加担します。 

ですから、日和見菌をどう働かせるかが、腸内細菌を改善する重要なポイントになります。 
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