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院長ブログ「しなくり日記」

健康のこと、日常のことなどを発信しています。

麻疹

2016/9/12
今夏インドネシア旅行で麻疹に罹って帰国した関西在住の若者が
発症しているにもかかわらず、8月14日に幕張メッセで開催されたジャスティンビーバーのコンサートに来場しました。
(参加者は2万5000人と推定されます)
超人気イベントだったため、参加者は全国から来ており、
数万人が接触者となりそれぞれの地元に帰りました。
潜伏期間の10日が経過し、接触者に症状が表れる可能性があることから、関係各都県の医療関係者などが24日、注意を呼び掛けました。

麻しんウイルスは感染力がたいへん強く、命にかかわる合併症を引き起こします。
感染して約10日の潜伏期後に、まず、熱と鼻水、せき、目やになどかぜと似た症状が出ます。
発熱3~4日目から体に赤い発しんが出て、口の中に「コプリック斑」と呼ばれる麻しん特有の白いブツブツがみられます。
高熱は7~10日間くらい続きます。ふつうのかぜの熱とはまったく違うので、その間はたいへんつらいものです。

麻しんは、年齢にかかわらず重症になることがあります。
特に妊娠中は大きな問題になります。
合併症を起こしやすく気管支炎、肺炎、脳炎などが約30%の人におこり、肺炎や脳炎で亡くなる人も多数います。
どの年齢でも重症になります。
気になるような症状がでたら早めに受診してください。
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お電話は:0942-85-8334
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