品川内科クリニック|内科・消化器内科・糖尿病内科・小児科

品川内科クリニック

胃癌

胃がんとは

胃がんは胃炎や萎縮をおこしている胃の粘膜から発生すると考えられています。胃の粘膜に萎縮すると萎縮性胃炎の状態になり、その後腸粘膜に置き換わる腸上皮化生が発生し、胃がんへと進展していく流れが明らかとなっています。

最近になってこヘリコバクターピロリ菌が大きく関わっていることがわかりました。ピロリ菌に感染した状態が続くと、長期にわたり胃粘膜に炎症が起こり、これが加齢とともに萎縮性胃炎、腸上皮化生をもたらすと考えられています。ピロリ菌を除菌すると、萎縮や胃炎が改善し、その結果、胃潰瘍、十二指腸潰瘍のほか胃がんの発生も抑えられます。
胃がんについて
胃炎や萎縮がおこっている粘膜上には細胞分裂が盛んな細胞が存在することが認められています。近年、わが国では胃がんの罹患率は緩やかな減少傾向にあるのに対し、死亡率は急激に減少しています。これは検診などの普及による早期発見、早期治療の効果であるといえるでしょう。

胃がんの自覚症状には特有なものはありません。早期胃がんでみられる腹痛、腹部不快感、食欲低下、吐き気、嘔吐、胸やけ、げっぷなどは、普段、胃の調子が悪いときや、胃炎などのほかの胃腸の疾患でも経験する症状です。そのため本人は気づかないでいても、検診などでがんが見つかるケースが少なくありません。

がんが進行してくると、おなかの痛みや不快感などを訴える人は増えてきます。
さらに、吐血や黒色便などの出血症状が出現することがあります

検査について

1)内視鏡検査

胃内視鏡検査は、直接、消化器粘膜を観察する検査です。胃内視鏡検査では、胃粘膜の様子、色、形態の変化から、胃がんのほか炎症や潰瘍 などを見つけることができます。病巣部を直接観察できることが大きな特徴で、主病巣の位置や大きさだけでなく、病巣の拡がりや表面の形状や色調などから、病巣の数やある程度の深達度が判断できます。
内視鏡検査
さらに、光デジタル法による画像強調観察技術(NBI:Narrow Band Imaging=狭帯域光観察)によって、通常の光では発見しにくかったごく小さな病変の早期発見に貢献しています。(当院の胃カメラでも可能です)

内視鏡検査のもう一つの大きなメリットは、検査中に病変が見つかった場合、直接組織を採り、病理検査ができるため、病気の判定に役立っています。
胃内視鏡検査は、任意型検診や、胃部X線検査(バリウム検査)で陽性となった(病気が疑われた)場合の精密検査として行われていましたが、複数の研究によって胃がんによる死亡率を減少させる効果があると判断されたことから、平成28年度より対策型検診としても推奨されるようになりました。

2)X線造影検査

造影剤であるバリウムと、胃を膨らませる発泡剤を飲んで行うレントゲン検査です。胃全体にバリウムを付着させるために、検査台の上に乗って仰向けやうつ伏せ、左右に回転しながらX線を照射し、胃壁に付着したバリウムを撮影します。食事や飲料の摂取制限があり、検査後はバリウムが体内で固まらないように下剤を服用します。

良性・悪性の鑑別や病巣(びょうそう)の形態、浸潤(しんじゅん) 範囲、深達度(しんたつど)の推定ができます。
胃がん検診として胃部X線検査を実施し病気が疑われる場合には、精密検査として胃内視鏡検査を行います。

その他、CT検査やPET検査を行います。

治療について

1)手術

手術を行うにあたり、まず病状を把握します。がん細胞は胃壁だけでなくリンパ節や血管を通して転移 する可能性があるため、病巣と胃の近くのリンパ節や浸潤した臓器をできるかぎり取り除きます。がんの拡がりの程度や深達度、リンパ節転移、肝臓などへの転移を十分調べたうえで、最適な手術を決めます。

2)内視鏡による治療

内視鏡による治療法としてもっとも一般的に行われている内視鏡による治療法は病変のある粘膜を切除する方法です。内視鏡による治療は、開腹手術に比べて切除部位が小さく、出血や痛みも少ないため患者さんにとって負担が少ないことが大きなメリットです。

切除した部分は取り出し、組織を調べ、場合によっては追加切除を行いがんの病巣(びょを完全に切除します。一方、内視鏡治療には出血、穿孔のリスクがあるため、慎重な操作が求められます。

3)化学療法

胃がんを完全に克服する治療法は、早期発見と共にがんを完全に取り去る手術が基本です。
化学療法は、この手術の治療をさらに確実にするために行われる補助的治療法です。手術不能な場合、手術で取りきれなかったがん細胞を死滅させる場合、そして、手術前に少しでもがんの大きさを小さくして手術に臨む場合など様々な目的で行います。

化学療法は進行性胃がんのような増殖力の強いがんに対して効果をもたらす反面、強力な薬剤は正常細胞へも影響をおよぼすため、骨髄抑制や脱毛、吐き気、下痢などがあらわれます。

しかし、今では白血球を増加させる薬剤や抗がん剤による嘔吐を軽減させる薬剤など副作用を和らげる薬が開発されており、これらの薬剤を利用しながら、患者さんの負担を少しでも軽くして、抗がん剤治療を行えるようになりました。
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