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過活動性膀胱

過活動性膀胱について

現在40歳以上の男女の8人に1人(国内推定で800万人くらい)が、過活動膀胱の症状を持つといわれている身近な病気です。
品川内科クリニック記事

症状について

症状として、尿意切迫感」があり、「頻尿・夜間頻尿」や、時に「切迫性尿失禁」がある状態を過活動膀胱といいます。
膀胱は腎臓でつくられた尿を溜め、尿がいっぱいになると尿道から体の外に尿を出す働きをします。

膀胱に尿をためることを畜尿といいます。畜尿のときは、膀胱がゆるんでおり、尿道の筋肉(尿道括約筋:にょうどうかつやくきん)が縮まるので尿がたまります。

尿を出すことを排尿といいます。排尿のときは、逆に膀胱が縮み尿道括約筋がゆるむので、尿が排出されます。
これが正常な膀胱と尿道の働きです。

しかし、過活動膀胱の場合は、尿がいっぱいになる前に膀胱が勝手に縮んでしまい、我慢できずに尿が漏れてしまうことがあります。これを切迫性尿失禁と言います。尿が膀胱にある程度たまると、膀胱から脳にその情報が伝えられます。
このとき、脳は「がまんする」ように命令します。

「がまんする」(尿をためる)ときは、脳が神経を通して膀胱にゆるむよう命令し、尿道括約筋には縮むように命令します。脳が「おしっこをする」と決めたときは、神経を通して膀胱が縮み、尿道括約筋がゆるむように命令します。過活動膀胱の場合は、膀胱を制御することができなくなって勝手に縮んでしまいます。

治療について

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○行動療法
行動療法の主な治療法は、生活指導(1日の尿量を考え水分摂取量等を調節する方法)、骨盤底筋訓練(骨盤底筋とよばれる筋肉を鍛える訓練)、膀胱訓練(おしっこを我慢し、膀胱の容量を増やす訓練)、干渉低周波療法(皮膚に電極を貼り電気を流すことで下腹部を刺激する治療 )などがあります。

○薬物療法
過活動膀胱の治療薬には抗コリン薬、β₃アドレナリン受容体作動薬があり、膀胱の過敏な動きや尿意を抑え、膀胱に尿をためやすくします。しかし、口が渇く、便秘をする、目がぼやける、尿が出にくくなるなど副作用がでることもあり、不適用の方もいます。
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