新型コロナウイルス感染症が広まっています。感染対策はとても重要ですが、新型コロナを恐れるあまり他の病気にかかってしまっても大変です。そのひとつに熱中症があります。気温の上昇とともに熱中症にかかる人が増えています。熱中症と新型コロナウイルス感染症の症状は、共通するものが多く、全身倦怠(けんたい)感、頭痛、吐き気や食欲がないといった消化器症状、筋肉痛、関節痛、発熱などの症状は、すべて新型コロナウイルス感染症と熱中症で共通して起こります。熱中症は、ほうっておくとその日のうちに死に至る病気です。急に重症化するという点では、新型コロナウイルス感染症よりも熱中症のほうが怖い場合があります。熱中症の主な原因は、暑熱環境と脱水です。脱水状態で暑熱環境が加わると熱中症になりやすくなります。人間の身体の約6割は水分と塩分(電解質)からなる体液でできています。脱水とはこの体液が不足した状態なので、改善するには水分と塩分の両方を補う必要があります。経口補水液は、水分と塩分に一定量の糖分を加え、素早く吸収できるように濃度が調整されています。熱中症の基本対策としては、エアコンや扇風機をしっかり使って気温の調節をすることと脱水予防です。特に高齢者は脱水になりやすく、喉が渇く感覚が鈍っているので、渇くのを待ってから飲むのでは手遅れですので、定期的に水分をとるようにしてください。当院では新型コロナウイルス感染症の、自費診療での PCR検査 を行っております。 (PCR検査では「現在、感染しているかどうか」がわかる検査です。)
(PCR検査では「現在、感染しているかどうか」がわかる検査です。)