日本人の2人に1人は何らかのがんにかかると言われています。
がんの発症には食生活の欧米化や運動不足、飲酒や喫煙など、さまざまな生活習慣が影響するといわれています。
人口の高齢化に加え、検査技術が大きく進歩し、かつては見つからなかったがんを発見できるようになったことも、がん増加の背景にあると言われています。
そんながんの中で、このところ目立って増えてきたのが大腸がんです。
最新の統計では、大腸がんの罹患率(人口10万人当たり:2017年)は、男女合わせて1位(男性3位、女性2位)。死亡率(人口10万人当たり:2018年)も男女合わせて2位に上がってきました(男性3位、女性1位)。
大腸がんで亡くなる人は、年間5万人を超えます。
しかし、早期に発見・治療すれば、大腸がんは治療効果が高く、5年生存率が95%を超えます。しかし、進行すればガクンと急降下し、20%を切ってしまいます。
早期発見・早期治療が大切です。
新型コロナウイルスで、検査を控えている方が多い中、決して検査を受けることは不要不急ではないのです。
積極的に検診を受けることをお勧めします。