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肺炎と気管支炎

肺炎と気管支炎について

風邪、気管支炎、肺炎は、どれも細菌やウイルスなどの感染によって呼吸器が炎症を起こします。空気中の細菌やウイルスなどの多くはのどや鼻の粘膜から侵入し、感染して炎症を引き起こします。これによって鼻水やくしゃみ、発熱などが起こるのが、いわゆる風邪です。
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これらの細菌やウイルスが気管支まで入って炎症を起こすと気管支炎を発症し、さらに肺まで到達してしまうと、肺そのものが炎症を起こす肺炎になるのです。肺炎とかぜ、気管支炎は症状が似ていますが違います。肺炎では、細菌やウイルスなどの病原体が、酸素と二酸化炭素のガスの交換を行う肺胞に感染して炎症を起こします。また、急性気管支炎では、気道の下部に炎症が起こる下気道炎になります。

肺炎の様に肺胞に障害が生じると、息切れ、黄色~緑色や鉄さび色のたん、38度以上の高熱などの症状が長く続き、かぜよりも症状が重くなります。
また、肺炎は風邪をこじらせることによるものだけでなく、突然的に発症することもあります。

マイコプラズマ肺炎やレジオネラ肺炎といった感染力の高い菌による肺炎や、RSウイルスやアデノウイルス、麻しんウイルスなどのウイルスの感染による肺炎もあります。
○肺炎球菌
肺炎球菌は莢膜という厚い膜で覆われた細菌です。肺炎球菌は鼻やノドの奥につきやすい細菌のひとつですが、健康で体力のある状態ならば、免疫力が十分あるため感染症を引き起こすことはあまりありません。

しかし、体調をくずすなど何らかの原因で免疫力が低下していたり、かぜをひいた後などに、肺炎球菌による感染症─肺炎、髄膜炎、菌血症/敗血症、中耳炎、など─を発症することがあります。

肺炎球菌による感染症にかかることが多いのは、5歳未満(とくに2歳未満)の乳幼児や65歳以上の方です。5歳未満(とくに2歳未満)の乳幼児では免疫機能が未発達のため肺炎球菌に対してうまく免疫が働きません。

また、65歳以上の方も見た目は元気なようでいても免疫機能が低下し始めていますので、感染症にかかりやすくなっています。65歳以上の方がかかることのある肺炎球菌感染症の1つが肺炎です。
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主な症状は、せき、発熱、たんなど、かぜの症状と似ているため、肺炎は“かぜをこじらせたもの”と考えられがちですが、肺炎とかぜはちがいます。肺炎では、細菌やウイルスなどの病原体が、酸素と二酸化炭素のガスの交換を行う肺胞に感染して炎症を起こします。

このガス交換に障害が生じると、息切れ、黄色~緑色や鉄さび色のたん、38度以上の高熱などの症状が長く続き、一般的なかぜよりも症状が重くなります。

現在、肺炎は、日本人の死因の中で、がん・心疾患に続いて第3位となり、肺炎で亡くなる方は、年間で約12万人に達します。その内の96.8%が65歳以上です。高度高齢化社会を迎えた日本では、肺炎予防の重要性が増しています。肺炎にかからないためにはワクチン接種などの予防対策が重要です。
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