男性では、死亡原因が1位、女性でも2位となり、日本人の癌死亡における割合が高い癌です。
○肺癌の種類
・肺腺癌
・肺扁平上皮癌
・肺小細胞
・大細胞癌
・未分化癌肺癌の50%が肺腺癌です。肺癌患者の女性の70%が喫煙と関係ないのが特徴です。気管・気管支・細気管支など空気の通る気管は、扁平上皮細胞と言われ、そこにできる癌を扁平上皮癌と言います。
非小細胞肺癌(腺癌・扁平上皮癌、大細胞癌)が見つかった患者さんで手術適応があるのは3人に1人程度と言われています。その中で肺腺癌は、肺野部にできるため、肋骨側や肺の中心部に浸潤や転移がなければ手術が可能な癌です。
・咳
・血痰・胸痛・喀痰
その他 発熱、倦怠感、呼吸困難、嗄声、体重減少などがあります。肺癌特有の症状は少なく、症状で気が付くのはなかなか難しい癌です。
肺がん検診は、胸部X線撮影が基本ですが、発見率が0.04%(1万人に4人)というかなりかなり低い発見率です。また、2cm以下や肺の中心部や横隔膜、鎖骨に重なる部分は見つけにくいといわれています。このため、精度の高いCT検査が肺癌の発見で利用されます。