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慢性肝炎

慢性肝炎とは?

慢性肝炎とは、慢性的に肝臓に炎症を生じる疾患です。肝炎が6か月以上持続していると、慢性肝炎と診断されます。原因としてはB型肝炎、C型肝炎が大部分ですが成因不明の場合も稀にあります。
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現在日本では慢性肝炎の70~80%がC型肝炎ウイルス、15~20%がB型肝炎ウイルスにより発症すると言われています。慢性肝炎の治療は原因によって異なります。慢性肝炎は肝硬変や肝がんなどのさらに重い疾患に進展していく場合があるため、早期発見、早期治療が非常に大切です。

ウイルス性肝炎

ウイルス性肝炎とは、肝臓がウイルスに感染することで炎症が起こる疾患です。肝炎ウイルスは主に4種類(A、B、C、E型)存在し、それぞれ特徴が異なります。

いずれもウイルス感染による自己免疫反応によって肝臓の細胞が障害されます。これら肝炎ウイルスのほかに、EBウイルス(ヘルペスウイルスの一種で、日本人の多くは抗体を持っています)による感染などでも肝炎になる場合があります。

アルコール性肝障害

アルコール性肝障害はアルコールを常習的に飲んでいる人に発症する疾患です。日頃から飲酒量の多い人は、外見は痩せていても、肝臓に脂肪が蓄積され炎症を起こすことがあります。
アルコール性肝障害
これらの患者が大量飲酒後には、重症のアルコール性肝障害を発症し、命に関わる重篤な状態になることがあります。また、治療せず放置すると、肝硬変や肝がんに進展していく場合もあります。アルコール依存症がある場合は専門的な治療が必要です。

原因が飲酒であることから、禁酒が原則となります。禁酒により、約30%の方の肝臓は正常化します。しかし約10%は悪化し、肝硬変へ進行してしまいます。食事や栄養状態が十分でない場合には、カロリー、タンパク質、ビタミンを十分に摂取することが重要です。

非アルコール性脂肪肝炎

非アルコール性脂肪肝炎は、ほとんど飲酒をしていないにも関わらず、アルコール性肝障害に似た、肝臓へ脂肪が蓄積し炎症が起こる病態です。肥満や糖尿病などの生活習慣病を合併する頻度が高く、治療しない場合には、肝硬変や肝がんなど、さらに重い疾患に進展していく場合もあります。
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生活習慣病との関連が強いことから、生活習慣を改善していくことから開始し、肝硬変や肝がんなど、さらに重い疾患に進展しないような予防が治療のメインとなります。生活習慣の改善効果が不十分な場合には、食事療法・運動療法・薬物療法を並行して行います。

薬物性肝障害

薬物性肝障害とは、医療機関で処方されたおくすりやドラッグストアで購入できるおくすり、サプリメントなどが原因となり起こる肝臓の炎症です。「中毒性」と「特異体質性」に分類されています。「特異体質性」は、アレルギー反応で発症したり、人によっては特殊な代謝経路により発症する場合があります。

自己免疫性肝炎

自己免疫性肝炎とは何らかの原因により、自らの肝細胞を自分の体内の免疫が破壊してしまう自己免疫疾患です。明確な原因は不明で、ウイルスや薬物服用、妊娠・出産などとの関連も考えられています。多くは中年女性にみられ、他の自己免疫性疾患を合併することもあります。中等症以上ないし肝硬変の場合は、医療費助成の対象になります。
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