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膵臓癌(すいぞうがん)

すい臓がんについて

膵臓癌は50~70歳、特に高齢の男性に多いがんです。膵臓には強力な消化酵素(アミラーゼ、トリプシン、リパーゼなど)を分泌する外分泌腺と、ホルモン(インスリンなど)を分泌する内分泌腺があります。

がんはこれらの膵臓細胞から発生する可能性があります。なかでもこれらの分泌液が通る膵管にできるがん(膵管癌)を中心に、膵臓癌が増えています。膵管癌は膵管上皮細胞の過形成や異形成から、前癌状態を経て発癌し、膵管上皮内癌になり浸潤癌へと進展していくと考えられています。
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極めて発見しにくい

膵臓癌は初期には無症状のことが多いため、早期には極めて発見しにくいがんです。

通常、膵管癌進行してくると、上腹部痛、体重減少や黄疸の症状がでてきます。上腹部痛は最も多く見られる症状で、食事とは関係なく、背中の痛みや夜中の痛みなどが激しく続くのが特徴的です。膵臓の周囲にはたくさんの神経が分布しているため、がんが浸潤すると神経を侵しやすく、そのため痛みも強くなります。

体重減少は特徴的な症状で、十二指腸への浸潤や消化酵素の分泌低下、食欲減退など進行するとともに激しくなります。肝臓は、体内の老廃物を胆管を通して腸に送り排出しています。膵臓癌が大きくなり胆管がつまってくると、この排出機能が働かなくなり、胆汁中にあるビリルビン(赤血球の老廃物)が体内にたまり、黄疸がおこります(閉塞性黄疸)。
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症状、治療について

このような症状の発生はがんの部位によって特徴があります。

膵頭部上部のがんでは黄疸、膵頭部中央のがんでは黄疸と腹痛、膵頭部下部のがんでは黄疸は見られず腹痛が主な症状です。
また、膵体部癌と膵尾部癌では黄疸は見られず、腹痛や背中の痛みが主な症状です。

粘液産生膵臓癌では粘液により引きおこされる、上腹部痛などの急性膵炎症状があらわれ、比較的早期に発見される膵臓癌の1つで生存率も良好です。

血液検査で膵臓の酵素や腫瘍マーカー値、ビリルビン値の動きをみることにより膵臓機能の異常、膵臓癌を発見できることがあります。

治療としては、手術、化学療法、放射線療法などがあります。
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