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院長ブログ「しなくり日記」

健康のこと、日常のことなどを発信しています。

アニサキスによる食中毒を予防しましょう

2023/6/21
先日、胃カメラをすると胃の中にアニサキスという寄生虫(線虫)の一種がいました。 

その幼虫(アニサキス幼虫)は、長さ2~3cm、幅は0.5~1mmくらいで、白色の少し太い糸のように見えます。

 アニサキス幼虫は、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生します。

 アニサキス幼虫は、寄生している魚介類が死亡し、時間が経過すると内臓から筋肉に移動することが知られています。

急性胃アニサキス症は食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じます。

魚を購入する際は、新鮮な魚を選びましょう。
また、丸ごと1匹で購入した際は、速やかに内臓を取り除いてください。 

 内臓を生で食べないでください。

目視で確認して、アニサキス幼虫を除去してください。 

 ※ 一般的な料理で使う食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびを付けても、アニサキス幼虫は死滅しません。 

無事、アニサキスを取り出すことができました。
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鳥栖市の糖尿病患者の増加について

2023/6/19
鳥栖市の発表によると、鳥栖市はHbA1c 6.5%以上が特定健診を受けた人の14%です。
佐賀県が13%で全国1位ですから、それをうわまっています。
HbA1c8%以上になると2%で、佐賀県1.74%で全国2位ですから、こちらもうわまっています。
目安としてHbA1c6,5%以上が糖尿病と診断されますので、(正確には、血糖など他の要素と併せて診断されます。)HbA1cを測定したことがない方は測定されてはいかがでしょうか?

*糖尿病の検査や治療でよく使われる検査にHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)があります。 
HbA1cとは、赤血球中のヘモグロビンという色素のうち、どれくらいの割合が糖と結合しているかを示す検査値です。 
普段から血糖値が高い人はHbA1c値が高くなり 血糖値が低い人はHbA1c値が低くなります。 
HbA1cは過去1-2ヶ月の血糖値の平均を反映しているため、血糖コントロール状態の目安となります。  
食前の血糖値が正常でも、食後血糖が高いとHbA1cが高くなります。
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麻疹(はしか)について

2023/5/17
東京都内の男女2人が麻疹(はしか)に感染していることが確認されたと、5月12日に都が発表しました。
都内で感染が確認されたのは3年前の2020年以来です。

厚生労働省や都によると、麻疹は空気感染などで広がる、感染力がきわめて強い感染症で、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症するとされています。 麻疹は感染力が極めて強く、手洗いやマスクなどでは防ぎきることができません。

感染するとおよそ10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2~3日熱が続いたあと、39℃以上の高熱と発疹が出ます。

合併症として肺炎や脳炎などを引き起こし、重症化すると死亡することもあります。

2回のワクチン接種歴がある場合は、高い確率で感染を防ぐことが可能です。
万一発症した場合でも、症状は軽く済み、また他の人への感染力も弱いことが知られています。

麻疹の抗体価を測定し、基準を満たしていない場合はワクチンの接種をお勧めします。
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LOH症候群(late-onset hypogonadism加齢男性性腺機能低下症候群))

2023/5/11
現在、男性の更年期障害はLOH症候群(late-onset hypogonadism=加齢男性性腺機能低下症候群)と呼ばれ、病気として位置づけられています。 

男性の更年期症状は、男性ホルモンの1つ、「テストステロン」の分泌量が低下することによって起こります。 

テストステロンは筋肉や骨の維持、精子の発育や肝機能、認知機能にも関与する非常に重要なホルモンで、テストステロンが下がると実にさまざまな症状が、身体面だけでなく精神面にも現れるようになります。 

 • 身体症状
 筋力低下、筋肉痛、疲労感、倦怠感、ほてり、のぼせ、発汗、頭痛、めまい、頻尿、性機能の低下、朝立ち(早朝勃起)の消失 

• 精神症状 
健康感の減少、イライラ、不安、抑うつ、不眠、集中力・記憶力低下、性欲の減少 

 男性の更年期症状を起こす一番の原因は、加齢によって男性ホルモンのテストステロンが減ることですが、ストレスや生活習慣の乱れによる影響もあります。 

男性の更年期症状であるLOH症候群が疑われる場合、問診や採血によって血液中のテストステロンを測り、総合的に診断します。 

男性の更年期症状はストレスの原因がなくなるだけで回復することが少なくありません。
ちょっとしたストレスで落ち込むこともあれば、ちょっとしたストレス解消で上向きになることもあります。
そのため、生活改善のアドバイスを行いながら、テストステロンを補充する薬物療法(テストステロン補充療法)も交えて治療を進めていきます。 

ライフスタイル改善とは具体的には食事と運動があります。 

 テストステロン値が低い人に積極的に摂取してほしい栄養素として、亜鉛とビタミンDを挙げられます。 

亜鉛はカキやアサリ、シジミのような貝類や、カニなどの甲殻類に豊富に含まれています。 

亜鉛と並び、積極的にとりたい栄養素がビタミンDです。
ビタミンDは日光(紫外線)を浴びることで体内でも合成され、骨の形成に必須の栄養素です。鮭やウナギ、きのこ類、鮭などに多く含まれます。 

含流アミノ酸(硫黄を含むアミノ酸の総称で、人体に有害な物質を排出する作用を持つ)を多く含むタマネギやニンニク、抗酸化作用のあるビタミンEが豊富なナッツなどの種実類、ブロッコリーなどの野菜にもテストステロンを上げる作用があります。 

運動についても、テストステロンを上げる効果が証明されています。テストステロンは主に精巣で作られるが、筋肉でも産生されます。
そのため運動によって筋肉を刺激するのは、更年期対策になります。 

運動や食事以外にテストステロン補充療法があります。 

テストステロン補充療法の効果は、更年期症状を改善するだけではなく、体脂肪の減少、筋肉量の増加、基礎代謝が上がるなどの効果があります。 

テストステロン補充療法の副作用で前立腺がんを発症することは証明されていませんが、前立腺がんがある人がこの治療を受けるとがんが増大する可能性がありますので、治療前に血液検査(腫瘍マーカーのPSA検査)など前立腺がんのリスクを調べる必要があります。

また、テストステロン補充療法が不妊の原因となる恐れがあり、妊活中の男性は治療が受けられません。 
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帯状疱疹と帯状疱疹ワクチン

2023/4/5
帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。 

体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。 
症状の多くは上半身に現れ、顔面、特に目の周りにも現れることがあります。

皮膚症状に先行して痛みが生じます。
その後皮膚症状が現れると、ピリピリと刺すような痛みとなり、夜も眠れないほど激しい場合があります。
 多くの場合、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、神経の損傷によってその後も痛みが続くことがあり、これは「帯状疱疹後神経痛」と呼ばれ、最も頻度の高い合併症です。 
また、帯状疱疹が現れる部位によって、角膜炎、顔面神経麻痺、難聴などの合併症を引き起こすことがあります。

加齢、疲労、ストレスなどによる免疫力の低下が発症の原因となることがあります。
50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています

帯状疱疹は、多くの人が子どものときに感染する水ぼうそうのウイルスが原因で起こります。 
水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体内(神経節)に潜伏していて、過労やストレスなどで免疫力が低下すると、ウイルスが再び活性化して、帯状疱疹を発症します。 
発症すると、皮膚の症状だけでなく、神経にも炎症を起こし、痛みが現れます。 
神経の損傷がひどいと、皮膚の症状が治った後も、痛みが続くことがあります。

神経が損傷されることで、皮膚の症状が治った後も痛みが残ることがあり、3か月以上痛みが続くものを帯状疱疹後神経痛と呼びます。 「焼けるような」「締め付けるような」持続性の痛みや、「ズキンズキンとする」痛みが特徴です。 
50歳以上で帯状疱疹を発症した人のうち、約2割が帯状疱疹後神経痛になるといわれています。

帯状疱疹は、加齢や疲労などによる免疫力の低下に伴い、誰でも発症する可能性のある病気です。
帯状疱疹になりにくい体づくりのためには、食事のバランスに気をつける 、睡眠をきちんととるなど、日頃から体調管理を心がけることが大切です。

50歳以上の人は、ワクチンを接種することによって帯状疱疹を予防することができます。

 実は、日本人成人の90%以上は、帯状疱疹の原因となるウイルスが体内に潜伏することによってできる「抗体」を有しています。
これは、多くの人が子どもの時に感染する水ぼうそうが、水痘・帯状疱疹ウイルスの感染によるもので、感染したウイルスは、水ぼうそうが治った後も、症状を出さない状態で体内に潜み続けています。
このように、子どもの時に水痘・帯状疱疹ウイルスに感染した人は、このウイルスに対する免疫を持っていますが、獲得した免疫は年齢とともに弱まり、帯状疱疹を発症してしまうリスクが高くなる傾向があります。
また、一度、帯状疱疹になった人でも、体の免疫力が低下すると再びなる可能性があります。

そのため、ワクチンを接種して免疫の強化を図ろうというのが帯状疱疹の予防接種です。

帯状疱疹ワクチンには2種類あります。
50歳以上は帯状疱疹の発症リスクが高くなる傾向がありますので、ワクチンの接種は帯状疱疹を発症しないための選択肢のひとつになります。
ワクチンは帯状疱疹を完全に防ぐものではありません。
また、接種ができない人、あるいは、注意を必要とする人もいますので、接種にあたってはご相談ください。
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