糖尿病の診断基準として下記のいずれかの高血糖・HBA1cの上昇を認めた場合に「糖尿型」の診断となります。
正常型:空腹時血糖が110mg/dl未満かつ負荷後2時間血糖値が140mg/dl未満の状態
境界型:空腹時血糖が126mg/dl未満かつ負荷後2時間血糖値が200mg/dl未満の状態で正常型でない場合
糖尿病の診断基準
1:早朝空腹時血糖値126mg/dL以上
2:随時血糖値200mg/dl以上
3:75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)2時間値200mg/dl以上
4:HbA1c(NGSP)6.5%以上
「HbA1c」とは、血管の中でヘモグロビンがブドウ糖と結合したもののことです。
そのことから、「糖化ヘモグロビン」とも呼ばれています。
赤血球の中にあるタンパクのヘモグロビンは、体中を巡って酸素を供給しながら、徐々にブドウ糖と結合していっています。
HbA1cは1-2ヶ月前の血糖状態をあらわしています。
ですから、検査の前日だけ糖の接種を控えても普段糖を接種していることがわかります。
糖尿病の状態や治療経過を観察するときには血糖だけではなく、HbA1cを基準とします。