新型コロナウイルスの流行し、ワクチン・治療薬がない今、免疫力が改めて重要視されています。
以前より「腸は免疫の重要な役割を果たしている。」と言われていました。
今回、腸の重要な働きは?、免疫力を上げるためにどのようなことをすればよいのでしょうか?
私たちの腸には3万種、1000兆個の数の腸内細菌がいます。
重さにすると2kgです。
腸内細菌には善玉菌、悪玉菌、日和見菌がいます。
一般に体によい働きをする菌を善玉菌、悪さをするのを悪玉菌、どっちつかずの菌を日和見菌とよんでいましたが、善玉菌だけでなく、悪玉菌、日和見菌も大切な役割があることがわかってきました。
腸内細菌は誕生から乳児期の間にある程度の組成が決まります。
生後1年の間に生涯にわたる腸内細菌の組成が決まります。
母親の胎内にいるときは無菌状態ですが、産道を通り、外界にでてきたときから様々な菌を浴び、気管、腸管、皮膚に細菌が繁殖し始めます。
赤ちゃんがなんでもなめるのは、多種多様の細菌を取り込んで、腸内細菌を作ろうとする本能と思われます。
赤ちゃんのはいはいは腸内細菌の形成に大切な行為と思われます。