腸を愛すれば人生はうまくいく〜腸愛 免疫力を上げるため(2)
2020/5/16腸は体の最大の免疫機構です。
免疫とは病気を防いだり、病気を治そうとする働きのことです。
感染からの防衛、健康の維持と増進、老化と病気の予防が免疫の主な仕事です。
免疫力の約70%を腸が作っています。
食べ物は口から食道、胃を通って腸に到達しますが、同時に病原体も腸管に到達します。(胃酸で殺菌されますが、一部到達します)
消化された食べ物は腸から吸収されますが、病原体の多くも腸から侵入しようとします。
腸の表面には粘膜があり、消化された栄養素に紛れて病原体が侵入しないよう殺菌物質やウイルスを不活化する物質が存在します。
粘膜にはIgA抗体という免疫物質も大量に存在します。
IgA抗体は腸内細菌を選別する機能があります。
これまでIgA抗体は腸粘膜の中にあって侵入してくる病原体を殺す物質といわれていましたが、腸内細菌を選別する機能があることがわかってきました。
腸内細菌は主に以下の4種類の細菌が存在し、腸内細菌の90%を閉めています。
「フィルミクテス菌」「バクテロイデス菌」「アクチノバクテリア菌」「プロテオバクテリア菌」が90%を占めています。
IgA抗体がこれらの菌を取り込んおり、IgA抗体が腸にたくさんあればたくさんの腸内細菌を取り込むことができるということです。