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院長ブログ「しなくり日記」

健康のこと、日常のことなどを発信しています。

糖尿病-15

2018/7/12
毎日暑い日がつづきますね。

このような時に気をつけなければならないのが熱中症です。

夏は、気温とともに体温も上昇するので、体は発汗によって体温を下げようとします。

その汗には、水分だけでなく塩分も含まれており、この両方が失われることで脱水症になります。

脱水症を放っておくと、熱中症、熱射病へと症状が移行していきます。

水と電解質(塩分が水に溶けると電解質になります)で構成される体液が汗で失われ、その補給ができていない場合に生じます。

脱水症になると、血液の量が減り、血圧が低下します。

必要な栄養素が体に行き渡らなくなり、不要な老廃物を排泄する力も低下します。

また、食欲不振などの原因にもなります。

さらに、骨や筋肉から電解質が失われることで、脚がつったり、しびれが起こることもあります。

脱水症が、熱中症のさまざまな症状を誘発します。

一度に大量の水を摂取すると、かえって体内の電解質のバランスが崩れ体調不良を引き起こすことがあります。

水分補給をする時には、あわせて塩分の補給も行いましょう。

水分と塩分を同時に補給できるスポーツドリンクや経口補水液、また水や麦茶には、塩や梅干しなどを足して塩分も補給しましょう。

緑茶やウーロン茶に含まれるカフェインは利尿作用があるため要注意です。

ただし、スポーツドリンクには糖質が多く、含まれているため、糖尿病の患者さんが気をつける必要があります。
500mlに糖質25g 角砂糖6個分です。

今年が暑い夏になりそうです。

体調管理に気をつけてください。

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糖尿病-14

2018/7/10
梅雨明けして、暑い日がつづきますね。
熱中症など体調管理に気をつけてください。

日本人の平均寿命は
男性80.98才 女性87.14才

健康寿命は
男性71.2才、女性74.2才

です。

糖尿病患者の平均寿命は
男性、女性ともに10才程度低くなります。

すなわち
糖尿病にかかると、健康な人に比べて平均寿命が低下し、健康寿命はさらに低下します。

糖尿病にかかるということは寿命を縮めることになります。

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糖尿病ー13

2018/7/10
今日も風や雨がひどいですね。
通勤・通学の際にはお気をつけください。

運動療法は、食事療法と並んで糖尿病治療の基本です。

 運動療法がなぜよいのかというと、2型糖尿病のおもな原因は、肥満、過食、運動不足によるものだからです。

運動によりエネルギーを消費して、肥満を解消 ・抑制します。
さらに運動を毎日続けていると筋肉の活動量が上がることで、悪かったインスリンの働きも改善します。

さらに食後すぐに運動をすると、ブドウ糖や脂肪酸の利用が促されて血糖値が下がるという効果もあります。
激しい運動でなくても、家事をしたり、散歩でも効果があります。


運動療法の効果 

1
運動によって、血液中のブドウ糖が筋肉にとり込まれやすくなり、ブドウ糖、脂肪酸の利用が促進されます 。

2
2型糖尿病では、低下しているインスリンの働きが高まります。

3
エネルギーの摂取と消費のバランスが改善し、減量効果 ・肥満の防止になります 。

4
高血圧や脂質異常症(高脂血症)の改善に役立ちます 

5  関節や骨が丈夫になり、末梢血管が強くなり心臓や肺の機能が高まります 

ただし、運動だけでがダイエット効果がないので、食事療法も大切です。

歩行やジョギング、水泳などの全身運動にあたる有酸素運動のほうが効果があり、有酸素運動を継続して行うことで、インスリンの働きがよくなるからです。
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糖尿病-12

2018/7/4
昨日の台風は風・雨ひどかったですね。被害にあわれなかったでしょうか?
今日は台風一過、よいお天気です。

すべての糖尿病患者さんにとって大切なのは運動療法と食事療法です。

糖尿病は、すい臓からのインスリンの分泌や働きが悪くなったり、インスリンをつくりだす細胞が壊れてインスリンが分泌できなくなる病気です。

食事からとったブドウ糖が、インスリンが減ったり、働きが悪くなったために体内でうまく利用できなくなり、血液中にブドウ糖がたまって高血糖が起こるのです。
高血糖をそのままほうってほくと、体にさまざまな異常や合併症が起こります。 

そこで、2型糖尿病の人は、食事として体内に入ってくるブドウ糖の量を制限する食事療法を行うことで、弱っているすい臓の負担を軽くして、すい臓の機能を回復させます。

1型糖尿病の人は、体の外からインスリンの補給をしますので、補給の調節をしやすくするために食事療法を行います。

 1型も2型も食事療法を行うないと、血糖コントロールが上手にできないばかりか、ほかの治療を行ってもなかなか効果が上がりません。

食事療法の基本的な考え方は、糖質を適度に制限して、すい臓の負担を軽くして働きを回復させたり、インスリンの補給による血糖コントロールを行いやすくすることです。

そのため、適切な糖質の範囲内で、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素をバランスよくとることが大切です。
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糖尿病11

2018/7/3
毎日暑い日が続きますね。


大きな血管の病気である動脈硬化により起こる合併症で、脳卒中や、心筋梗塞、足の壊疽などがあります。

動脈硬化は糖尿病があると進行しやすくなり、合併症による深刻な状況を引き起こす原因になります。

また、脂質異常症、高血圧、喫煙、肥満、加齢なども動脈硬化の危険因子ですので、血圧やコレステロール値などの検査も定期的に受け、血糖のコントロールに加えて、コレステロール値や血圧、肥満の改善、禁煙に取り組む必要があります。

脳の血管が詰まるタイプの代表が脳梗塞で、脳の血管が破れるタイプの代表が脳出血です。

そのうち、糖尿病患者さんに多いのは脳梗塞です。手足の麻痺や言葉が急に出なくなる、ものが二重に見えるなどの症状がみられ、重症の場合は生命に関わります。

また、血管が完全に詰まっていなくても血流が悪くなり、頭が重い、物忘れがひどい、怒りっぽいなどの症状があらわれますので、これらの症状がある場合は、ただちに受診してください。 

脳卒中は命にかかわるだけでなく、手足の麻痺や言語障害などの後遺症が残ることもあり、患者さんはもちろん、ご家族の生活にも影響を及ぼします。
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